++ 猫茶屋工房が大好きな、みなさまへ ++

もう、直接、ご主人からひとりひとりの方にお礼を差し上げる事が出来なくなってしまったので私からこれまでのエピソードを少し交えながらお伝え出来ればと思っています。

私たちも猫茶屋工房の一ファンとして仙台から那須に通い始めて20年になりますが、ここ数年お二人の体調がお会いする度に悪く思えるようになり、バックヤードでのお手伝いのチャンスを狙っていました。

口数の少ないご主人に切り出すのは至難の業で、たまにダメージを頂戴する対応もあるので、そう言う時は傷つきたくない私たちは何もなかったかのように次の会話へと進むわけです。

結果的に一度もお手伝いはさせてもらえませんでした。

良くも悪くもレトロな猫茶屋工房のバックヤードは昔ながらのやり方で2,500点以上もある商品の在庫管理はシステムを使っている訳でもなければ、発注もFAXが多く、顧客管理の面でも手書きベースで行なっていました。

今年に入り、ご主人が猫茶屋を自分でやるのは夏頃までと決めた時のお話です。
私としては、もう無理をしないで私たちが店に立って、分からない時に電話するから位の勢いで話をした時に、ご主人は、どうしてもひとりひとりにお礼を言いたい。と話をしていました。

Wachifieldの新作が入れば、あの人とあの人、あの人・・・
この猫柄はこの人で、この猫種はあの人が喜んでくれるかな。とか、とか、
ご主人と奥様が楽しそうに話をしている姿を何度か見たことがありました。
今までリピートして下さった方々の顔を思い浮かべながら、お二人で楽しそうに会話していたくらいですから、ご主人の気持ちは十分に私に伝わっていました。

今、思うと、ご主人が直接、お礼を伝えたかった事は、勿論ですが、最後にみなさんにお会いして、元気な顔を今までと同じように見たかったんだろうなあ。と思っています。

22年間、営業を続けてきて、猫も好きだし、那須の風景も好きだけど、それ以上にみなさんが猫茶屋に遊びに来てくださり、お会いできることが楽しくて嬉しかったのだと思います。

本当に長い間、ありがとうございました。